こんにちは。

株式会社フラットヒルズです。

 

今回は、木造住宅の構造について、お話します。
(自分の復習も兼ねて・・・)

そもそも住宅の構造には、大きく分けて
「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート(RC造)」があります。

その中の「木造」は、2種類に分けられます。

1.木造軸組工法
2.木造壁式工法(ツーバイフォー)

大きな違いは、補強部分(耐震)がどこなのか、ということです。

木造軸組工法は、昔からの工法で、柱と梁で補強しながら骨組みを築く建築手法です。
在来工法とも呼ばれています。現在は、接合部に金物を使用(在来工法)しますが、以前は木材を加工して接合(伝統工法)を行っていました。
この工法では、柱や梁、筋交いなど、線で住宅を支えています。
従来、大工さんが手で刻んで木材を加工していました。しかしながら、1990年 ごろより、工場などで原材料を切断したり接合部の加工を施しておくことで、無駄なく効率的に高品質・高精度の木材加工をするプレカットが急速に普及しています。

木造壁式工法は、2inch×4inch(5.08cm×10.16cm)の木材でつくったパネルを組み立てていく建築手法です。
この工法は、北米から伝わった工法です。接合部は、釘と接着剤を使用。使用する角材やパネルのサイズはあらかじめ決まっているため、高度な専門技術がない人でも、短い工期で組み立てられる特徴があります。簡単に言えば、プラモデルの組み立てと似ています。
名前が壁式とあって、面で住宅を支えています。

リフォームや不動産など住宅に関わる仕事をしていると、高齢の方々とお話する機会が多々あります。
若い人たちに比べて、高齢の方々は、家づくりに直接関わっていることもあり、住宅の構造についての知識が豊富だと感じます。
木材の種類や特徴から構造までよく知っておられますし、自分で施工される方も多くおられます。

先日、住宅の倉庫を見せていただける機会があり、構造をよく見ると、母屋を和室にあったであろう鴨居で支えていました。

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おそらく応急処置で施したのでしょう。
昔の人の住宅の関する発想と技術はすごいなと感動しました。住宅の構造の知識があるからこそ施せる技術なのではないでしょうか。

今後もこういった経験と知識を掲載していきますので、今後とも株式会社フラットヒルズをよろしくお願いいたします。